在宅お役立ち情報

care-eco's magazine

2021/09/26

「お看取り」とは?

「お看取り」と聞くと、皆さんはどんなイメージを抱くでしょうか。 

「縁起が悪い」と感じる方や、「そんなこと考えたくない!」という方もおられると思います。


大事な人がこの世を去るということは耐えられないほど悲しいことです。

私も大切な人が亡くなってしまったことを思い出すと、とても悲しい気持ちになります。


しかし、人間を含め、全ての生き物の命に限りがあることは避けられない事実です。

そしてその最期の時をどう迎えるかということは、その方の人生にとってとても大切なことではないでしょうか。


とはいえ、人生において看取りの経験をすることは少ないと思いますし、イメージがつかない方も多いことと思います。


私は、これまで医師として最先端の総合病院から介護施設、在宅医療まで、様々な場所で多くの方の最期に立ち会わせて頂きました。

私も「人の幸せな最期」というものを模索しているところですが、今までの経験を元に、看取りに対する一般的な心構えを述べさせて頂こうと思います。

◆「人が死ぬ」とはどういうことか

実は、医学的な「死亡」とは厳密に定義することが難しいのです。

というのは、心臓が止まっても、細胞レベルでは人はまだ生きているからです。

実際、死亡診断がなされた後も爪や髪は伸びます。


そこで、私たち医師は、一般的に以下の3つを確認すると、死亡診断をします(脳死の場合を除きます)。

・心拍(心臓の動き)の停止

・呼吸の停止

・脳の動き(対光反射)の消失

そして、人が亡くなるプロセスでは、即死を除いて、この3つが順番に進んでいきます。

この時間経過や順番は病気によりますが、


・脳の動きの消失(意識がなくなる)→呼吸が止まる→心臓が止まる


という順番で、1~2日で経過することが多いと思います。

◆人はどのように最期を迎えるのか

事故や心臓発作などの予期せぬ出来事を除けば、ここに至るまでにはおおよそすべての方が同じような経過をたどります。

それは、 


・まず、動けなくなり寝たきりになる

・そして、食べる量が減ってくる

・水分の量も減ってくる

・そのうち眠ることが増える

・尿の量が減ってくる

・最期が近くなると意識がなくなり反応しなくなる


という流れです。

参考:日本緩和医療学会「これからの過ごし方について」

このスピードは、がんであったり、老衰であったり、病気によって異なりますが、たどる流れは同じです。

そして、これは寿命が尽きた植物が枯れるように、自然な流れでもあります。

おそらく多くの方は「痛みや苦しみがない」最期を望まれるのではないかと思います。

しかし、残念ながら病気によっては最期に痛みや苦しみが伴ってしまう場合があります。

その場合は、苦痛をとりのぞくお薬がちゃんとありますので、ご安心いただければと思います。

◆まずは本人の意向を確認

やはり多くの方はずっと生きていたいと思っておられるのではないでしょうか。

しかし、どうせ死が避けられないのであれば、自分が望む最期を迎えたいという方も多いと思います。

それを叶えたい、叶えてあげたいと思うのであれば、まずはご本人がどう思っているのかを確認することが最初の一歩です。


大事なことは、ご本人の意思確認ができるうちにしておくことです。

とはいっても、いきなりこのような話はしづらいと思います。

例えば、有名人が亡くなったニュースや、近所の方が亡くなったりした時がよいきっかけかも知れません。

◆話し合っておかないといけないこと

それでは、具体的にはどんなことを話し合っておくべきなのでしょうか?


一番大切なことは、その方が「最期の時にどんなことを大切にしたいか?」を共有しておくことだと思います。

なぜなら、後に決めるべきことはすべて、これが原点となるからです。

なかなか難しいと思いますが、まずはその方が迎えたい最期のイメージを共有することから始めるとよいと思います。

例えば、どこで、どんな風に、だれと、どんな表情で、といったことです。

そして、そのように思うのはなぜか、まで話し合えるとより理解が深まります。

◆決めておいた方がよいこと

ご本人が意思表示できない状態になってしまった時、医療の現場では重大な決断をご家族にお願いすることがあります。

これはご家族にとっては大変なストレスになってしまいます。

ご本人が望む最期を叶えるためにも、ご家族が困らないためにも以下のことをあらかじめ決めておくとよいと思います。


1. 延命治療について

延命治療という言葉はよく聞くと思いますが、実は明確な定義はないのです。

一般的には、「回復が期待できない、つまり治療を尽くしても元には戻らない状態になった際に、命を生き永らえる方法を選択する」ことになるかと思います。

しかし、この選択はとてもむずかしく、悩ましいと感じます。


参考記事:延命治療する?しない?


実際は医療者などと相談の上、最終的に決めることになると思いますが、

「そのような状況になった時にどうしたいか、どうしてほしいか」をご本人から聞いておくだけでもかなり違うと思います。

2. 人工栄養(胃ろうなど)をするかどうか

これも延命治療と似ていますが、口から栄養をとれなくなった時にどういった方法を選択するかです。

先ほどのように、最期が近づくと自然に人は口から栄養をとることができなくなってきます。


そういった場合に、胃ろうや太い点滴(中心静脈カテーテル)から栄養を注入する方法があります。


このような方法を選択すると、食べない場合と比べて寿命を延ばすことができます。

しかし、一方でデメリットもあります。 


この選択には正解はなく、どちらを選ぶかは個人の価値観しだいです。

なので、人工栄養に対する考えもあらかじめ聞いておくとよいでしょう。

3. 財産の管理

これは医療・介護とは直接的に関係はないのですが、決めておいた方がいいことなのでご紹介します。


例えばご本人の意識が不明になってしまったり、認知症にかかってしまったりすると、お金が必要な時でも銀行の口座から引き出すことが難しくなります。


また口座はご本人が亡くなると凍結され、預金を引き出すことができなくなってしまいます。


このような時に備えて、後見人制度や資産承継信託といった仕組みがあります。


さらに、生命保険や疾病保険などの受け取りも申告しなければできません。


まずはご本人が持っている銀行の口座や、加入している保険を把握し、対応を決めておいた方が安心です。

◆自宅で看取るにはどうしたらいい?

ご自宅で最期を迎えたいとご希望される方も少なからずおられると思います。


実際にアンケートでも、そのように希望される方が多い結果でした。

出典:平成29年度人生の最終段階における医療に関する意識調査 結果(確定版)


少し前までは病院で亡くなる方が多く、自宅でのお看取りはハードルが高いことでした。


しかし、近ごろでは制度も整ってきており、自宅で最期を迎えることは決して手の届かないことではなくなってきました。


一番のご不安は体調や容体が変化していくことではないでしょうか。


ご家族だけで見ていくのは難しく、専門スタッフの介入が必須となります。


具体的には、訪問診療や訪問看護という医療サービスです。

参考記事:在宅医療ってなに?外来との違いは?


最期が近い時期にはほぼ毎日ご自宅に来てくれますので、不安や心配事を伝えることができます。

<まとめ>

・望む最期を迎えるためには、まず本人の意向を確認する

・「延命治療について」「人工栄養について」「財産管理について」をあらかじめ決めておく

・訪問診療や訪問看護をうまく活用すれば自宅での看取りも可能


いかがでしたでしょうか。


「看取り」は考えたくないことですが、必ず来ることでもあります。

後悔がなるべく少なくなるよう、しっかりと向き合うべきことだと思います。


今の介護度がどれくらいなのか、おおよそのシミュレーションが可能です。

ケアエコ今の介護度予想 >


お一人お一人によって、適切なサービスの組み合わせや内容は変わります。

ケアマネジャーにご相談頂くか、ケアエコの相談サービスをご利用ください。


在宅医療・介護のお悩み解決プラットフォーム

これからの介護がご不安な方に

安間 章裕(アンマ アキヒロ)
日本内科学会認定総合内科専門医・日本感染症学会認定専門医
2010年 浜松医科大学医学部卒業。亀田総合病院総合診療科、感染症科での研鑽を経て、茨城で在宅医療の立ち上げを行う。その後、地元である静岡県で感染症業務、在宅医療に携わっている。
2021/09/18

【みんなどうしてる?】転倒を防ぐ方法

ご自宅の介護では、転倒は大の天敵です。 

実際に、転倒による骨折や脳出血をきっかけに弱ってしまう方は多数おられます。

そして、転倒は予防が一番大切です。


参考記事:あっ危ない!!転倒を防ごう!


しかし、転倒は予防が大切、とわかっていても「実際どうしたらいいのか分からない!」という方も多いと思います。


では、実際に介護している方たちはどのように予防されているのでしょうか?


進行性核上麻痺という神経の難病をもつお父様を介護されている、もよさん。

ご病気の症状のため転倒してしまうことが多く、ご苦労されているそうです。



そこで、このような方法で転倒を予防しているそうです。



もよさんの場合、ご本人にお願いするものは難しいようですね。

それでも色々な道具を活用されて工夫していますね。


さらに詳しくお知りになりたい方はもよさんのブログもご覧ください。

四姉妹と介護のブログ


パーキンソン病をお持ちのYOKONOさん。

パーキンソン病は脳の異常により、体が思うように動かなくなってしまう難病ですが、その症状のためスリッパで転倒しやすいそうです。

そこで、すべり止めのついた室内履きを活用されています。



スリッパでつまづいたり、すべって転倒してしまう方も多いので、よい方法だと思います。


tttdragonさんのお父様の場合は、夜の頻回なおトイレが転倒の原因になっているようです。

同じお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

tttdragonさんの場合は、ベッドわきにポータブルトイレを配置し、夜間だけその動線を手すりでつなぐことで転倒を防いでいるそうです。


夜間、トイレにいく途中で転倒してしまうという事故はよく起こります。

その理由は、暗くて見にくかったり、トイレが間に合わなくてあせってしまうことなどが原因でしょう。


リハビリの専門職、理学療法士であるレオさんのオススメは、「押し入れトイレルーム」です。

これにより、トイレまでの距離を大幅に短くすることができます。


直接的ではないですが立派な転倒予防の方法だと思います。

自宅改修業者さんが相談に乗ってくれます。


また、先ほどもよさんが活用されていた手すりですが、手すりもいくつかタイプがあります。


状況によって最適なタイプを選ぶことが大事なようです。


<まとめ>

・転倒予防には様々な方法があるが、合った方法を選ぶ。

・夜間のトイレ対策も転倒予防になる。

・手すりには色々なタイプがある。


いかがでしたでしょうか。

実際にご自宅で介護されている方々の転倒予防をご紹介しました。


皆さん色々な工夫をされていますよね。

ぜひご参考にしてみてください。


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安間 章裕(アンマ アキヒロ)
日本内科学会認定総合内科専門医・日本感染症学会認定専門医
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2021/09/09

介護保険ってどんな仕組み?介護度って?

介護にあたっては、介護保険を利用する方がほとんどです。 

しかし、介護になじみがない方にとってはよく分からない制度ではないでしょうか。

今回は介護保険の仕組みについてご説明します。


◆「介護保険」ってなに?

保険という仕組みには色々ありますよね。

例えば身近なものだと自動車保険があります。


これは、自動車で事故を起こしたり、事故に遭ったりという、アクシデントが起こった時に保障が受けられる仕組みです。


介護保険では、「介護が必要な状態になる」ことがアクシデントにあたります。

つまり、介護が必要になった時(これを要介護状態といいます)に、保障が受けられるのです。


自動車保険では相手に与えた損害や、受けた被害によって保険金がおりますが、介護保険では、介護にかかる費用の大部分が保険金で賄われる仕組みです。


介護サービスは基本的に人的サービスで人件費がかかるため、そのままではかなりのお金がかかってしまいます。

それを保険の仕組みによって負担を軽くしよう、というのが介護保険なのです。


◆介護保険の仕組み

介護保険は、市町村が運営する保険で、40歳以上の方は加入が義務付けられています。

保険に加入して保険料を納めている方が、要介護状態になりますと保険給付の対象になります。


具体的には以下の条件を満たす方が対象です。


1. 65歳以上で介護が必要な方

2. 40~64歳で、特定疾病のため介護が必要な方


特定疾病とは?(外部リンク)


ただし、待っていれば自動的に向こうから給付してくれるというわけではありません。

給付の対象になるためにはまず市町村に申請をしなくてはならないのです。

申請は、お近くの地域包括支援センターもしくは役所の担当課で受け付けてくれます。


参考記事:初めての介護5ステップ!


申請が通って要介護状態の認定がされると、次にケアマネジャー(介護支援専門員)という専門の方が担当についてくれます。


ケアマネジャーは主に介護の状況について相談に乗ってくれ、必要なサービスを調整してくれます。


ケアマネジャーが作るプランに沿って介護サービスが組まれます。


そしてその支払いの全額のうち、1~3割のみを自己負担し、残りが保険で給付されるという仕組みです。

この自己負担割合いは所得などによって変動します。


また、全額から自己負担分を引いた残りは市町村から直接事業所に支払われますので、私たちは自己負担分だけをサービス事業所にお支払いすれば良いのです。


注意すべきは、介護保険の対象になるサービスが決まっていることです。


参考記事:在宅介護で使えるサービスの種類


介護保険の対象にならない自費のサービスもあります(例えば家政婦さんによる家事代行など)。


それぞれ長所と短所がありますので、上手に組み合わせることが大切です。


◆介護度とは?

介護保険について調べていると、「介護度」という言葉を目にすると思います。


介護度というのは、「どのくらい多くの介護が必要か」を表すランクです。


要支援1~2、要介護1~5の段階があり、要支援より要介護の方が、より介護が必要な状態です(つまり重度ということです)。

また数字が大きいほど重度となります。


この介護度がいくつになるかというのは非常に重要です。


なぜなら、この介護度に応じて保険の支給限度額が決まっているからです。

つまり介護度が高いほど支給限度額も高くなる仕組みです。


具体的には以下のとおりです(地域によりわずかな変動があります)。


要支援1 50,320  円/月

要支援2 105,310 円/月

要介護1 167,650 円/月

要介護2 197,050 円/月

要介護3 270,480 円/月

要介護4 309,380 円/月

要介護5 362,170 円/月


これは例えば、要支援1の方は月に50,320円分の介護サービス(訪問介護が1回4,000円とすると約12回分)までは自己負担1~3割で利用でき、それ以上にサービスを利用した場合は全額自己負担になるということです。


これを見ますと、介護度によって使えるサービスの量が大きく変わることが分かります(介護度が大きいとそれだけ労力もかかるので当然ではありますが)。


そのため介護度というのはとても重要なのです。


今の介護度がどれくらいなのか、おおよそのシミュレーションが可能です。


ケアエコ今の介護度予想 >


以上、介護保険の仕組みについてご説明させて頂きました。

いかがでしたでしょうか。


介護保険は少ない自己負担で介護サービスが受けられる、とても助かる仕組みです。

ぜひ有効に活用してください。


お一人お一人によって、適切なサービスの組み合わせや内容は変わります。

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これからの介護がご不安な方に

安間 章裕(アンマ アキヒロ)
日本内科学会認定総合内科専門医・日本感染症学会認定専門医
2010年 浜松医科大学医学部卒業。亀田総合病院総合診療科、感染症科での研鑽を経て、茨城で在宅医療の立ち上げを行う。その後、地元である静岡県で感染症業務、在宅医療に携わっている。
2021/09/03

在宅介護で使えるサービスの種類

いざ介護を始めるにあたり、まずは介護保険の利用申請をします。

介護保険の利用が認められたら、今度はサービスを選びます。


参考記事:はじめての介護5ステップ


では、実際に自宅で介護する場合、介護保険でどんなサービスが使えるのでしょうか。

まず大きく分けて、こちらから行く(施設型)、来てくれる(訪問型)の二つに分かれます。

これらを目的やご家庭の状況に合わせて組み合わせていくことになります。

介護保険では、介護度に応じて使える金額が決まってきます(利用限度額)ので、この範囲内で組み合わせていきます。

ここからは、在宅介護で使えるサービスを目的別にご紹介していきます。

(2021年9月時点の情報です)


◆自宅で家事や介護を手伝ってほしい

ご家族だけでは介護が不安であったり、負担が大きいという方におすすめです。


1. 訪問介護

訪問型サービスで、介護福祉士の資格をもったスタッフが自宅に来てくれ、家事や介護を手伝ってくれます。

入浴・排せつ・食事の世話といった体に触れる「身体介護」、掃除・調理・洗濯といった体に触れない 「生活援助」の2種類があります。

お買い物の代行などもしてくれます。

ただし、例えば同居ご家族の食事の支度など、ご本人の範囲を超えた家事はできません。

また、予め曜日や時間帯は決めておく必要があり、緊急時などの対応は基本的にはできません。


料金の目安(自己負担は1~3割)

身体介護(30~60分の場合) 約4,000円/1回あたり

生活援助(45~60分の場合) 約2,000円/1回あたり

(※加算、条件により変動します)


2. 定期巡回・随時訪問型訪問介護看護

名前の通り、定期的な訪問、臨時の訪問に対応してくれる訪問介護、訪問看護のセットです(訪問看護については後述します)。

1日に複数回の「短時間(10~15分)の定期訪間」に加えて、緊急時には通報などによる「随時の対応」も24時間対応してくれます。

例えば、「昼間は誰も見ている人がいないけれども、ちょっと心配」という方や、「一人で介護するのが大変で、いざという時に誰かに助けに来て欲しい」という方におすすめです。

訪問回数に関わらず、料金は定額なので安心です。

デメリットとしては、料金が比較的高額なサービスなので、限度額を考えると他にサービスを使いにくくなってしまう点です。

また、比較的新しいサービスのため、提供している事業所が限られています。


料金の目安(自己負担は1~3割)

訪問看護なしの場合

要介護1の方 約60,000円/月 

要介護2の方 約100,000円/月

要介護3の方 約160,000円/月

要介護4の方 約210,000円/月

要介護5の方 約260,000円/月

(※加算、条件により変動します)


訪問看護ありの場合

要介護1の方 約80,000円/月 

要介護2の方 約130,000円/月

要介護3の方 約200,000円/月

要介護4の方 約240,000円/月

要介護5の方 約300,000円/月

(※加算、条件により変動します)


3. その他

介護保険は使えませんが、利用限度額に関わらず必要な時に利用できる自費サービスや、地域のボランティアさんがお手伝いにきてくれる地域サービスなどもあります。これらもうまく活用できると良いと思います。


◆体調の相談や管理をしてほしい

ご病気をお持ちで、体調が心配な方におすすめです。


1. 訪問診療

訪問診療は、外来に通う代わりに医師が定期的にご自宅や介護施設に伺い、診察や検査、おくすりの処方をするというサービスです。

基本的には月2回の訪問で、通常の外来より頻度が多いため手厚く診療ができます。また、緊急時には予定外の訪問も行います。

気になる費用ですが、イメージとしては個人宅では月37,000円、老人ホームなどの介護施設では月20,000円が基本でかかり(※条件により変動します)、緊急の訪問や処方で追加されます。

もちろん医療保険が使えますので、この金額のうち1~3割が自己負担となります。


参考記事:在宅医療ってなに?


2. 訪問看護

その名前の通り、看護師が訪問して体調管理をします。

普段の様子を見たり、血圧測定などから、体の状態を判断してアドバイスしてくれます。

そのほか、必要に応じて点滴も行ったり、リハビリもしてくれます。また訪問で得られた情報は、主治医との連携で共有されます。

基本的には決まった曜日に定期的に訪問してくれますが、体調が変化した時には緊急で様子を見にきてくれますので、いざという時に大変安心です。

同じ訪問看護でも、例えばがんの対応に慣れていたり、リハビリが得意だったりと特徴があります。


料金の目安(自己負担は1~3割)

20分未満の場合 約2,000~3,000円/1回あたり 

30分未満の場合 約4,000~5,000円/1回あたり 

60分未満の場合 約5,000~8,000円/1回あたり 

(※加算、条件により変動します)


3. 定期巡回・随時訪問型訪問介護看護

先ほどご説明した定期巡回・随時訪問型訪問介護看護では介護だけでなく、訪問看護も付けることができます。

訪問看護だけでは体調変化の時に対応がむずかしいため、ご病気のために体調に不安がある方には訪問看護も付けておくことをおすすめします。


◆人と交流できる日中の居場所がほしい

◆自宅外で本格的にリハビリを受けたい

お年を取ると、どうしても体力が低下してきてしまいます。体力が落ちると、閉じこもりがちになり、認知機能の低下や気力の低下につながります。そしてさらに体力が落ちてしまうという悪循環になってしまいます。

そのため家に閉じこもらないよう社会とつながりをもち、体力を維持することが大切になります。


1. デイサービス(通所介護)

施設型のサービスで、日中のみ施設に通って食事をしたり、レクリエーションをして過ごします。入浴ができる施設もあります。

場所によってはリハビリに特に力をいれているデイサービス(機能訓練特化型)もあります。

同じように介護を受けている人が集まりますので、社交の場にもなります。

また、日中の間ご家族さまは介護をお休みすることができます。

今は特色があるデイサービスが増え、雰囲気なども全く違いますので、比較検討されながらご利用者様に合ったところを探すのが良いと思います。


料金の目安(自己負担は1~3割)

要支援の方  市町村で異なります

要介護1の方 約6,000~7,000円/1日 

要介護2の方 約7,000~9,000円/1日

要介護3の方 約8,000~10,000円/1日

要介護4の方 約9,000~12,000円/1日

要介護5の方 約10,000~13,000円/1日

(※加算、条件により変動します)


2. デイケア(通所リハ)

こちらも施設型のサービスですが、デイケアは正式名を通所リハビリテーションといいます。デイサービスとの大きな違いは、病院のように専属の医師がいて本格的なリハビリを受けられる点です。


料金の目安(自己負担は1~3割)

要支援の方  約20,000~40,000円/1か月

要介護1の方 約8,000円/1日(7~8時間) 

要介護2の方 約9,000円/1日(7~8時間)

要介護3の方 約10,000円/1日(7~8時間)

要介護4の方 約12,000円/1日(7~8時間)

要介護5の方 約14,000円/1日(7~8時間)

(※加算、条件により変動します)


◆自宅でリハビリを受けたい

・訪問リハビリ

通いが大変・苦手という方には訪問リハビリがあります。

週に1~2回、ご自宅にリハビリの専門職がお伺いして40分程度おうちで運動します。

また普段の日常でも続けられるような運動のやり方も教えてくれます。


料金の目安(自己負担は1~3割)

約3,000円/1回あたり

(※加算、条件により変動します)


◆自宅で入浴したい

・訪問入浴

ご自宅に、介護用の特殊なお風呂を持って介護職員が訪問してくれ、入浴介助もしてくれる訪問型サービスです。

このサービスを使えば、ご自宅のお風呂に入浴できなくなってしまった人でも、定期的に入浴することができます。

体調によっては利用できない場合もあります。


料金の目安(自己負担は1~3割)

要支援の方  約8,500円/1回あたり

要介護の方  約13,000円/1回あたり 

(※加算、条件により変動します)


◆少し介護を休みたい

・ショートステイ

施設で一定期間宿泊ができるサービスです。

介護でご家族がお疲れになった時のためにご利用頂けます。

連続しての利用は30日以内になります。


料金の目安(自己負担は1~3割)

要支援の方  約5,000~7,000円/1泊

要介護1の方 約6,000~7,000円/1泊 

要介護2の方 約7,000~8,000円/1泊

要介護3の方 約8,000~9,000円/1泊

要介護4の方 約8,000~10,000円/1泊

要介護5の方 約9,000~10,000円/1泊

(※加算、条件により変動します)


◆自宅を介護しやすく改造したい

1. 自宅改修

ご自宅で過ごしやすくするために、例えば手すりをつける、段差を無くす、トイレを改造するといった工事をした方がよい場合があります。

その場合、介護保険が適応になります。

ただし、事前の申請が必要なため、必ず担当のケアマネジャーにご相談してください。


2. 福祉用具レンタル

車いす、ベッド、歩行器、手すりなどは購入すると高価ですが、介護保険を使ってレンタルすることが可能です。

福祉用具専門相談員がいる福祉用具店で取り扱っています。


◆「施設」と「訪問」のハイブリッド!小規模多機能型居宅介護って?

1. 小規模多機能型居宅介護

比較的新しいサービスの形です。ざっくり言うと、定期巡回・随時訪問型訪問介護看護、デイサービス、ショートステイを一つの事業所で提供するイメージです。

特徴としては、


・同じ施設でデイサービス、ショートステイが利用できる

・24時間365日必要な時に介護のお手伝いが受けられる

・月額定額制なので安心


といった点があげられます。

条件として、地域密着型といって、住んでいる市町村の施設しか利用ができません。

他施設のデイサービス、ショートステイ、訪問介護などは受けられなくなります。

またケアマネジャーは自動的に事業所所属の方が担当します。


基本料金の目安(自己負担は1~3割)

要支援1の方  34,380円/月

要支援2の方  69,480円/月

要介護1の方  104,230円/月 

要介護2の方  153,180円/月

要介護3の方  222,830円/月

要介護4の方  245,930円/月

要介護5の方  271,170円/月

(※加算、条件により変動します)


2. 看護小規模多機能型居宅介護

先ほどの小規模多機能型居宅介護に訪問看護が付いたサービスです。

体調に不安がある方はこちらをおすすめします。

料金は、月額20,000~40,000円(自己負担は1~3割)が上乗せになります。


いかがでしたでしょうか。

介護保険が使える在宅介護サービスにもこれほどたくさんの種類があります。

今の困りごと、これから困るであろうことから、サービスを正しく選ぶことが在宅介護の肝になります。

お一人お一人によって、適切なサービスの組み合わせや内容は変わります。ケアマネジャーにご相談頂くか、ケアエコの相談サービスをご利用ください。


在宅医療・介護のお悩み解決プラットフォーム

これからの介護がご不安な方に

安間 章裕(アンマ アキヒロ)
日本内科学会認定総合内科専門医・日本感染症学会認定専門医
2010年 浜松医科大学医学部卒業。亀田総合病院総合診療科、感染症科での研鑽を経て、茨城で在宅医療の立ち上げを行う。その後、地元である静岡県で感染症業務、在宅医療に携わっている。
2021/08/26

在宅医療ってなに?外来との違いは?

皆さんは在宅医療と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか? 

最近では在宅医療をテーマにした本や映画も出てきていますよね。

がんの末期の方が自宅で過ごすために、医師が自宅に往診に来る、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。

また、「今通っている診療所や病院の外来と何が違うの?」と思われる方もおられると思います。


在宅医療というのは、簡単に言いますと、


「病気をお持ちでも、なるべく入院せずに、ご自宅で過ごせるお手伝いをする仕組み」


です。


病院に入院すると、医師だけでなく看護師、薬剤師、リハビリスタッフなどたくさんの専門職が関わりますよね。

それと同じように、在宅医療でも色々な職種が力を合わせて成り立っています。


例えば、以下のような訪問サービスが関わります。


・訪問診療

・訪問看護

・訪問薬局

・訪問リハビリ


    また、外来との一番大きな違いは、やはりご自宅に訪問して実際に患者さんの生活を見て、それに合った対応ができることだと思います。

    在宅医療ではみんなが同じ光景を見ているので、共通意識ができやすく、力を合わせやすいのです。


    ◆こんな方には在宅医療をオススメします

    ・ご病気があるけどもご自宅で過ごしたい方

    ・通院に毎回大変な思いをされている方

    ・たくさんの医療機関や診療科にかかっている方


    ◆訪問診療について

    訪問診療は、外来に通う代わりに医師が定期的にご自宅や介護施設に伺い、診察や検査、おくすりの処方をするというサービスです。

    基本的には月2回の訪問で、通常の外来より頻度が多いため手厚く診療ができます。また、緊急時には予定外の訪問も行います。

    気になる費用ですが、イメージとしては個人宅では月37,000円、老人ホームなどの介護施設では月20,000円が基本でかかり(※条件により変動します)、緊急の訪問や処方で追加されます。

    もちろん医療保険が使えますので、この金額のうち1~3割が自己負担となります。

    同じように、医師が自宅に来るという仕組みで「往診」があります。しかし、往診は基本的には必要に応じて行われるものです。例えば、普段は外来にかかっている人が、何かの理由で通院できない場合にご自宅に伺う場合が往診です。

    普段からご自宅で診るという点が訪問診療と往診の違いです。

    訪問診療の対象となる方ですが、例えばご家族の送迎が必要など、お一人での通院が困難な方であればどなたでも受けられます。

    「自宅だと検査をやってもらえないのでは?」と思う方もおられるかも知れませんが、最近では様々な器機が出ていて、血液検査、超音波検査、レントゲン、心電図といった、通常の診療所レベルの検査は可能になっています。

    最近では訪問診療を提供する医療機関も増えてきており、選択肢が広がりつつあります。


    ◆訪問看護

    その名前の通り、看護師が訪問して体調管理をします。

    普段の様子を見たり、血圧測定などから、体の状態を判断してアドバイスしてくれます。

    そのほか、必要に応じて点滴も行ったり、リハビリもしてくれます。また訪問で得られた情報は、主治医との連携で共有されます。

    基本的には決まった曜日に定期的に訪問してくれますが、体調が変化した時には緊急で様子を見にきてくれます。

    料金体系はたいへん複雑なのですが、ざっくりとして1回30分未満の訪問で5000円程度です(※条件により変動します)。ただし介護保険が使えますので、介護認定されていれば1割負担ですと約500円になります。

    訪問看護でも、例えばがんの対応に慣れていたり、リハビリが得意だったりと特徴があります。


    ◆訪問薬局

    薬のプロである薬剤師さんがご自宅にお伺いして、医師が処方した薬を持ってきてくれ、説明もしてくれて、さらにお薬の不安への相談もできるというサービスです。

    また、お薬が合わない場合には主治医へおくすり変更の相談もしてくれます。

    月4回訪問なので、およそ週1回来てくれます。

    お薬を取りに行くのが大変な方、お薬が多い方、お薬の副作用が心配な方、お薬を飲み忘れてしまう方には特におすすめです。

    料金ですが、介護保険、医療保険が使えて、1割負担の場合は1回につきおよそ500円の自己負担になります。

    参考記事:訪問薬局のススメ


    ◆訪問リハビリ

    お年を取ると、どうしても体力が低下してきてしまいます。体力が落ちると、閉じこもりがちになり、認知機能の低下や気力の低下につながります。そしてさらに体力が落ちてしまうという悪循環になってしまいます。

    そのためしっかりとリハビリに取り組み、体力を維持することが大切になります。

    通いのリハビリもありますが、通いが大変・苦手という方には訪問リハビリがあります。

    週に1~2回、ご自宅にリハビリの専門職がお伺いして40分程度おうちで運動します。

    また普段も続けられるような運動のやり方も教えてくれます。

    介護保険が利用でき、1割負担ですと1回につきおよそ300円(※条件により異なります)です。

    これらの他にも、訪問歯科や訪問栄養指導など様々な職種が関わります。

    参考記事:お口の健康と在宅療養


    このように、在宅医療は多くのスタッフが関わって、皆さまが安心して過ごせるようにサポートしていきます。


    お一人お一人によって、適切なサービスの組み合わせや内容は変わります。ケアマネジャーにご相談頂くか、ケアエコの相談サービスをご利用ください。


    在宅医療・介護のお悩み解決プラットフォーム

    これからの介護がご不安な方に

    安間 章裕(アンマ アキヒロ)
    日本内科学会認定総合内科専門医・日本感染症学会認定専門医
    2010年 浜松医科大学医学部卒業。亀田総合病院総合診療科、感染症科での研鑽を経て、茨城で在宅医療の立ち上げを行う。その後、地元である静岡県で感染症業務、在宅医療に携わっている。
    2021/08/02

    初めての介護5ステップ!

    「親が急に倒れた」「なんだか最近もの忘れが多いみたい…」 

    これからご家族の介護が気になってきますよね。


    介護は急にやってきます。
    ですがそんな時、「何をどうしたらいいのかわからない!」という方が多いと思います。

    ここでは、いざ介護が始まる時にスムーズにいくよう、介護をはじめる際のおおまかな流れをご説明します。

    Step 1. こんなサインに注意しよう
    そもそも介護が必要になるのはどんな状況なのでしょうか。
    ざっくり言ってしまうと、「日常生活を送るのになんらかのサポートが必要になること」です。

    一般的には、大きくは、①体の衰え、②認知機能の衰えの二つです。
    注意しなくてはならないのは、一見今まで通りの生活が送れているように見えても、実は衰えが進んでいて、気が付いた時には手遅れになっているということもあります。

    そうならないためには周囲の人が早めからサインに気づき、対処していくことが大切です。

    具体的には以下のサインがないか気を配りましょう。

    ①体が衰えてきた
     片足立ちで靴下がはけない
     何もないところで転んだ
     つまずくことが増えた
     15分続けて歩くことができない
     階段を上るのに手すりが必要

    ②認知機能が衰えてきた
     料理をしなくなってきた
     同じことを何回も聞くようになってきた
     日付や年をよく間違える
     慣れた道で迷う
     お金の計算ができなくなってきた
     怒りっぽくなった

    これらの様子が一つでも当てはまるようでしたら、介護に向けて備えを始めるのが良いと思います。

    Step 2. 地域包括支援センターまたは役所担当課へ相談する
    では、介護への備えとは具体的にどうしたら良いのでしょうか。
    一つは何らかの介護サービスを生活に取り入れていくことです。

    そのために、まずはお近くの地域包括支援センターまたは役所担当課(例:高齢福祉課、高齢介護課、介護保険課など)へ一度ご相談頂くことをお勧めします。


    そこでは、
    ①今の時点でしっかりと手助けが必要そう
    ②今は自分の力でなんとか生活できているが、サポートがあった方がよい
    ③今は問題なく生活しているがこれから不安
    の3パターンで対応が変わってきます。

    ①「今の時点でしっかりと手助けが必要そう」な方

    すでにお一人では身の回りのことをするのが難しい方は、介護保険を利用して少ない自己負担額(1~3割)で介護サービス(デイサービス、訪問介護、訪問看護など)を使うことができます

    この状態では、通常「要介護状態」と言って、使える介護サービスの量も多いことが予想されます。


    この状態になると、ケアマネジャー(介護支援専門員)が担当につき、必要なサービスを調整してくれます。


    ちなみに介護保険を使える方は、

    ・65歳以上で介護認定を受けた方
    ・40~64歳で特定疾病のために介護が必要な方

    となります。

    ②「今は自分の力でなんとか生活できているが、サポートがあった方がよい」方

    例えば、「今は一人暮らししているが、お買い物が難しい」「足腰が弱って転倒が心配」といった方が該当します。
    介護保険が使える場合が多いですが、「要支援」といって「要介護」より軽い状態になります。


    この状態では要介護より使えるサービスが限られますので、必要に応じて上手に選ぶことが大切です。

    この状態ではケアマネジャーではなく、地域包括支援センターのスタッフが担当となってサービスの調整を行います。

    ③「今は問題なく生活しているがこれから不安」な方

    身の回りのことは問題なくできていますが、足腰が弱ってきている様子があったり、軽く認知症の不安があったりするような方です。
    現時点では介護保険は使えない可能性が高いですが、今後悪くならないための予防が非常に大切な段階です。


    このチェックリストの項目に当てはまる場合には、「介護予防・日常生活支援総合事業」という制度が使えます。

    (出典:平成22年8月6日厚生労働省老健局長通知「地域支援事業の実施について」)

    この制度により、通いや訪問のリハビリができたり、訪問介護(ヘルパー)のサービスが利用できたりします。


    制度のご利用は地域包括支援センターが窓口になっています。
    そのほか、地域の集まりなど積極的に外にでることが介護の予防にとって大切です。

    Step 3. 介護保険申請
    介護保険の対象になりそうな方は、まず申請が必要です。
    申請は、地域包括支援センターもしくは役所担当課でできます。
    以下が手順になります。

    ①必要な書類をそろえる
    必要なもの
    ・申請書(窓口でもらえます。)
    ・医療・介護保険の保険証
    ・主治医意見書(かかりつけ医の意見書が必要になります。用紙は窓口でもらえます。)

    ②認定調査を受ける
    調査員がご自宅に訪問し、介護を受けるご本人様の様子を見ます。

    ③審査結果を待つ
    地域によりますが、認定結果が出るまで1~2か月かかる場合もあります。
    余裕を持って申請するようにしましょう。

    Step 4. 介護サービスを使う
    介護保険で「要支援」もしくは「要介護」の認定がなされた方は介護保険のサービスを使うことができます。




    介護保険サービスを利用するには、まずケアマネジャーにケアプランを作ってもらう必要があります。一度担当のケアマネさんにご相談してみましょう。
    「そもそもケアマネさんに何を聞いたらいいかが分からない!」という方は、ケアエコの医師相談、掲示板へお気軽にご相談ください。


    また、ケアマネさんと相談済みの方でも、セカンドオピニオンとしてご利用頂けます。

    Step 5. サービスを見直す
    介護を受ける方やご家族の状況は刻々と変化していきますし、状況によって必要なサービスも変わってきます。

    そのため、一度サービスを受け始めた後も、そのままでいいのか、注意することはないかなど、定期的に見直すことが大切です。

    不安なことがあれば、ケアマネさんや主治医の先生、ケアエコにお気軽に相談してみてください。

    在宅医療・介護のお悩み解決プラットフォーム

    これからの介護がご不安な方に

    安間 章裕(アンマ アキヒロ)
    日本内科学会認定総合内科専門医・日本感染症学会認定専門医
    2010年 浜松医科大学医学部卒業。亀田総合病院総合診療科、感染症科での研鑽を経て、茨城で在宅医療の立ち上げを行う。その後、地元である静岡県で感染症業務、在宅医療に携わっている。

    他地域でも展開予定です。県外の方もお気軽にお問い合わせ下さい。

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