在宅お役立ち情報

care-eco's magazine

2021/03/11

頼りになる!服薬支援ロボット

在宅療養では、お一人住まいの方や認知症のある方など、お薬を定期的にきちんと飲むことが難しいケースが多々あります。

以前、お薬が飲めなくなってきた場合の対応をご紹介させて頂きました(「お薬がうまく飲めない」をご参照ください)。しかし、それでも飲み忘れてしまう場合も多々あります。

そこで今回はお薬をしっかり飲むために役立つ「服薬支援ロボット」をご紹介します。

※当サイトは、該当製品の製造・販売元とは一切関係ございません。


■服薬支援ロボットってどんなもの?

あらかじめお薬を飲む時間を設定し、1週間分のお薬をセッティングしておくと、設定した時間に音声と共に自動でお薬が出てくる仕組みです。お薬を自分で飲める方であれば、これで飲み忘れ、飲み間違いを大幅に無くすことができます。飲み忘れだけでなく、飲みすぎ防止機能も付いていますので安心です。

また、通信機能も付いており、服薬状況がメール等で関係者に通知されます。


■どんな見た目?

ロボットというと、仰々しい物体をイメージされるかも知れませんが、実際はこんな感じです。

写真:服薬支援ロボ

また、このように可愛らしいデザインのものもあります。

写真:FUKU助

大きさはおよそ30㎝四方のものが多く、置き場所にも困りません。


■どんな種類があるの?

最近ではいくつか種類があります。いくつか例をご紹介します。


・服薬支援ロボKR-1000A(クラリオン) 

https://www.clarion.com/jp/ja/products-business/care/KR-1000A/hilight/index.html#Fm-1Anchor

カーナビなどを製造している会社の製品。タッチパネルで使いやすい。


・eお薬さん(エーザイ)  https://www.eisai.co.jp/news/news201702.html

製薬会社であるエーザイが開発。 お知らせの音声を録音することも可能。


・FUKU助(メディカルスイッチ)  https://www.medical-switch.com/

 可愛らしいデザインで、見守り機能も付いている。価格は高め。


・コッくんお薬よ~(ミヤサカ工業)  https://okusuriyo.com/

 シンプルなデザインで、低価格。


■費用はどれくらい?

・服薬支援ロボ…定価 12万円。レンタル、リースもある。

・eお薬さん…現在販売終了。レンタルあり(月額5千円前後)。

・FUKU助…レンタルあり(月額1万円前後)。

・コッくんお薬よ~…定価 39,800円(朝昼夜タイプ)、44,800円(朝昼夜寝タイプ)。


なかなか個人で購入するにはハードルが高いかも知れませんが、これでお薬がしっかり飲めるなら安いという考え方もあります。

薬局によっては、訪問薬剤指導を導入すると無償もしくは低額でレンタルしてくれるところもあるようです。


お薬の飲み忘れや飲み間違いで苦労されている方は一度検討されてみてはいかがでしょうか。